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実家に眠る“お宝予備軍”とは?骨董品の見分け方と価値を高めるコツ
骨董品とリサイクル品の違い
まず押さえておくべきは「古い=価値がある」わけではない、という点です。市場で価値を持つかどうかは、単に年数だけでなく作者や産地、技術・美術的価値、希少性、コレクター需要が絡み合って決まります。
リサイクル品は日用品としてまだ使えるものを指し、古くなると相場が下がりやすい。一方、骨董品は“古さ”が価値を生む場合がある、という違いがあります。
価値がつきやすいジャンル
現場で査定に通りやすい代表的なジャンルを挙げます。アイテムを見る目が養えれば、捨てずに済む可能性がぐっと上がります。
1. 陶磁器・茶道具
古伊万里、九谷、備前などの有名窯や作者物は高評価。共箱(もともとの箱)や銘、窯印があるものは査定額が上がります。
2. 掛け軸・絵画
作家の落款(サイン)や印、紙や絵の保存状態(折れ、ヤケ、虫食いの有無)をチェック。額装の有無や修復痕が査定に影響します。
3. 古道具・民具
古い家具や木製工具、ブリキ玩具などは、インテリア需要やコレクター需要で人気が高まっています。雰囲気やオリジナリティ(手仕事の跡)がポイント。
4. 昭和レトロアイテム
ホーロー看板、古いラジオや電化製品、当時の雑誌やパッケージ。懐かしさが評価に直結するジャンルです。状態が良いほど高値になりやすいですが、希少性の高いアイテムは状態が少々良くなくても注目されます。
骨董品を「ゴミ」にしないための保管と扱い方
誤った手入れで価値を落としてしまうことがよくあります。以下は現場でよく伝えている扱い方です。
- 無理に磨かない:特に陶磁器や金属ものは研磨や漂白で価値が下がる場合があります。汚れが気になる場合は、乾いた柔らかい布で軽く拭く程度に。
- 共箱・付属品は残す:箱やタグ、説明書があると査定が上がることが多いです。見つけたら一緒に保管しましょう。
- 直射日光・湿度を避ける:掛け軸や紙物はヤケやカビのリスクが高いので、風通しの良い場所で平置きせず立て掛けるなど工夫を。
- 写真を撮って記録:査定前にスマホで全体と傷の箇所を撮影しておくと、やりとりがスムーズになります。
プロに査定してもらうときのチェックポイント
「これ、価値ありそう」と思ったら早めに専門家へ。業者を選ぶ際のポイントは次の通りです。
- 骨董や昭和レトロの知識が豊富か:不用品処分専門の業者だと査定が甘かったり、ジャンルの価値を見落としがちです。
- 買取と片付けを同時に頼めるか:実家の整理や遺品整理時には、買取も行ってくれると手間が減ります。※当社では「不用品搬出のお手伝い」や買取を組み合わせて対応しています。
- 査定額の根拠を説明してくれるか:「相場」「作者」「保存状態」など、なぜその価格なのか説明がある業者は信頼できます。
- 複数査定を検討する:同じ品でも業者によって査定額が変わるので、可能なら複数に相談する方が安心です。
搬出作業や処分を急ぐ場合でも、骨董と思しきものは一旦保留にしておきましょう。短時間の保管で価値が落ちることは稀ですが、拭き方や保管場所次第で査定額が左右されます。
よくある誤解:「古ければ高い」ではない
古い=高価、というイメージは広くありますが、実際には以下の条件がそろうと価値がつきやすくなります:
- 作者や産地が特定できる(銘や印がある)
- 保存状態が良い(極端な破損や改変がない)
- 現代のコレクターに需要がある
ただ古いだけのものは市場価値が低いこともあります。判断に迷ったらプロの目を借りましょう。
まとめ
実家や倉庫に眠る古い品は「お宝予備軍」である可能性があります。陶磁器や掛け軸、古道具、昭和レトロは査定に通りやすいジャンルです。捨てる前に、以下のチェックリストを確認してみてください。
- 箱や付属品は見つけたら一緒に保管しているか
- 無理に磨いていないか(特に金属・陶磁器)
- 写真で状態を記録しているか
- 査定を依頼する業者が骨董知識を持っているか